07春増刊号「関所」の通行手形を進ぜよう〜!!
(『ヤマケイJOY』春号、163ページ〜175ページのハウツー企画「山ヤ天下統一!」に掲載されている各「関所」の解答です。誌面と合わせてご覧ください)

太田dokan昭彦
3.外国のメーカーのものより日本のメーカーのものを選ぶ
解説 日本人なら日本のメーカーの使っている木型でつくった靴のほうが、足型が会うと思っている人も多いでしょう。でも、それは確率の問題。日本人でも欧米人に近い足型の人もいます。足の形は千差万別。ゆえに答えは3.です。
2.足首の部分がくるぶしの上まで保護されている靴
解説 3000メートル級の山では急な登り下りが長く続き、かつ、小屋泊では荷物も多少重くなります。ゆえに足首の部分が深めで踝の上までしっかりと保護してくれるものが、捻挫などの怪我の予防にも適しており、安心して歩くことが可能となります。1.の軽い靴も、足の負担が少なくいい点もあるのですが、急な山道や荷物の重さがある程度あるときは、ソールが軟らかいと疲労が出やすく、かつ歩きが不安定になります。3.はいくら高い靴でも目的にあわないと意味がないですね。
2.ガムテープやテーピングテープなどのテープ類で固定する
解説 まずはある物で固定しましょう。でも1時間も歩くとすぐにずれてしまうので、無理ぜずに剥がれたら固定しなおして、下山するのが賢明でしょう。
問四の答え(6点)
1.革靴には栄養クリームを塗り、乾いたらタワシでしっかりと擦る
2.靴の汚れは水ではなく、洗剤で汚れを取り、お湯で洗い流す
解説 答えは1と2。1の栄養クリームを塗るところまではいいのですが、硬いタワシでゴシゴシしてしまうと革にはあまりよくありません(もちろん、タワシにもよりますが…)。擦り込みは専用のブラシで行ないましょう。2は、洗剤で靴を洗うと布製品ならまだいいのですが、皮製品だと皮を傷めてしまいます。お湯で洗うのも同様の理由でお勧めしていません。

木下カンスケ
1.A
2.B
解説 日本付近に現われる二ツ玉低気圧の典型2例は、日本海を低気圧が進み(日本海低気圧型)、それにともない本州南岸に低気圧を発生するとき、または本州南岸を低気圧が進み(南岸低気圧型)、日本海に低気圧を発生する2つの場合です。
1.A
解説 擬似好天が数時間の晴天でしかないことを考えれば、Aの黒い領域だということが想像できますよね。ちなみにBは高気圧のどまんなかです。
1.前面
解説 数字をみれば一目瞭然、数字の小さいほうが低気圧が発達しているのです。自分の行く山域が前面の低気圧の影響を受けるのか、後面の低気圧の影響を受けるのか、入山前に知ることは重要です。
1.上がる
解説 問題文内の事例を逆に考えれば…そう! 気温は上がるのですね。

大友キリシタン
Aの答え(10点)
1.結び目が左右対称になっていない
解説 白と赤のロープが、結び目の中心を軸にして点対称にならなければならない。白と赤のロープの結び方が違うために、このような結び目になったのじゃ。これでも一応ロープ同士はつながるが、結び目の強度が落ちるためNGとなる。
Bの答え(10点)
3.ロープの端が短すぎ
解説 結び目は点対称になっているので問題はない。しかし、つなぎ合わせたロープに強いテンションがかかると、ロープの端が結び目に引っ張られてほどけてしまう可能性があるので非常に危険である。ロープの端は少し長めにとり、あそびを作っておこう。

大目氏八戒
答え(10点)
900ミリリットル
解説 けいれんは、体重の約2lの水分が不足するとおこる症状なのだ。だから、体重45`のA子さんの場合、45`×2lを計算すると0・9キロとなります。1リットル(1000ミリリットル)は1キロなので、答えは900ミリリットルとなるブー。
答え(10点)
1.利尿作用が強くて、尿として排出されるから
解説 喉が渇いたときに飲むビールほどうまいものはないブー。でも、ビールに限らずアルコール類は利尿作用が強いため、水分補給が必要なときに飲んではダメなのだ。またアルコールは水分補給以外にも、判断力などを鈍らせるため登山時には注意しよう。

斉藤・ビラ・道三
答え 4ヶ所
解説 大山から北へ、たおやかな尾根を歩き始めます。50メートル下ると1200メートルの太い等高線となります。その形状をよく見てください。いったんくびれて、その先で、ぷっくりとふくらんでいるでしょう。これが「隠れた小ピーク」の典型的な特徴です。つまり、ここには1210mに達しない小さな盛り上がりがあるのです。このとき注目してほしいのは、この地点で、本尾根(大山北尾根)が右にカーブし、さらに、この地点から左に支尾根が派生していることです。
先へ進みます。1200メートルの等高線を入れて数えると4本目の等高線(1170メートル)がふたたびサインを出していますね。本尾根はここで左に曲がります。支尾根は右。さらに20メートル下るとまたあります。本尾根左曲がり、支尾根右。これで3つです。大山北尾根はこの先で弧を描きながら右に曲がっていきます。等高線の間隔が開き、尾根はほぼ平になります。この附近で隠れた小ピークを見つけるコツはもうおわかりですね。市郡界分岐線が直角に左に曲がる1090メートル地点で、本尾根が左に曲がり、支尾根が右に出ています。4つ目の隠れた小ピークがここにあります。
なお、実際にこの尾根を歩けば、この4つのほかにも隠れた小ピークを発見する可能性があります。たとえば、大山山頂直下とか、4つ目のピークの直前は「くさい」ですね。そのあたりも読めるようになると、読図トレはますます面白くなります。
答え 右4本 左5本
解説 西沢の流れを右に見ながら上流へ歩いていきます。まずEで左から1本目が入ります。大きな堰堤を過ぎたところで左から2本目。小さな堰堤を過ぎると、この先で右から3連発で支沢が入ります。次の大きな支沢の流入は「沢」という字の場所です。ここで左から入ります。なお、この手前で左から2本、右から1本の支沢が入っていますが、Eの支沢より小さいのでカウントしません。ちなみに、支沢の大小は、突き上げる地点までの標高差、流域面積などから総合的に判断します。この感覚が磨かれると、現在地確認がより正確になります。
さて、ここから先は、左、右、左と支沢が入り、Fに到着します。結局、出発地点から数えると、Eより大きな支沢がEも含めて、右から4本、左から5本入ることになります。(Eとの大きさの比較が微妙なものもあるので、それを読んだ上でのカウントであれば、正解としてください)
『ヤマケイJOY』は手軽に山歩きを始めたいビギナーや登山初級者・中級者に向けて「山歩きの楽しさを伝える」雑誌です。山の初心者にもわかりやすいように工夫された登山ガイド、難しい言葉を使わずに解説した登山用具情報、魅力的な食の紹介などなど、山登りがもっと楽しくなる情報を満載しています。2月末、4月中旬、5月末、7月初旬、8月末、11月末と春夏秋冬の四季の間に6冊の発行となっているので、春の花、夏のアルプス、秋の紅葉、冬の軽い雪山&低山など、四季折々の山の楽しみをお届けします。またよい山を紹介するだけではなく、安全で快適な登山をするためにも登山道具選び、山の技術など、山で遭難しないため、安全登山についてもていねいでわかりやすく紹介しています。
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